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〈デイリー・エクスプレス〉
完璧でなければ満足できない芸術家の 性 をコミカルに辛辣に描く。
“2人芝居”のような、パーソナルでコンパクトな映画。 -
〈サンデー・エクスプレス〉
ジャコメッティの晩年のわずか数週間を切り取り、自信喪失、芸術に対する信念、
さらに、女性たちとの微妙な関係も描き出す。
ラッシュはキャリア史上最高の演技を見せている。 -
〈インディペンデント〉
創作活動を通してジャコメッティを描いた小品だが、たっぷりと興味をそそる。
作品を作ることでしか満足を得られないのに、でき上がった作品には満足がいかない。
この矛盾が、この映画を言い表している。 -
〈ヴァラエティ〉
芸術家の人生のひとコマを辛辣に丹念に描き出している。
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〈ガーディアン〉
ジャコメッティと絵のモデルを務めた作家を、ユーモラスに描いた作品。
スタンリー・トゥッチ監督の大胆で爽快な筆さばきが冴える。 -
〈エンパイア〉
創作活動の代償と利点を描く、賢明で成熟したドラマ。
画家アルベルト・ジャコメッティの肖像画制作のプロセスと、
コミカルな出来事を巧みに組み合わせ、
「人生+トラウマ+イーゼル=芸術」
という図式をソフトに解き明かしている。